猫よけとスプレー

猫には、自分の縄張りを他の猫に示すために、ブロック塀などに尿をかけてマーキングをする習性があります。これが、猫のスプレーといわれている物です。猫のスプレーは、普通の排尿とは違って、強くて独特のにおいがします。猫は、生まれて６ヶ月くらいから縄張りのためのスプレーをするようになるといいます。そして、スプレーをするのは、雌猫よりもオスの猫のほうが多いようです。このスプレーが、いつまでたっても取れない猫のいやなにおいの元になっています。猫のスプレーを防ぐのにはどんな方法があるでしょうか。
木酢液は、植物の防虫をするための物ですが、猫よけにもなります。犬よけにも効果があります。木酢液は名前のとおり、植物からとれた液なので使う側の人間にも安心なのがいいですね。これはよく言われていることなのでご存知の方も多いと思いますが、猫は柑橘系のにおいが嫌いなようです。レモンやみかんの皮や臭いの強い香料を置いておくのも効果的な方法です。他に猫が嫌う臭いで、猫よけ対策に効果がある方法だといわれているのは、コーヒー、唐辛子、ハッカ、タバコなどの臭いです。この中で、タバコの吸殻を水に溶かして液体にして撒いたり、コーヒーのカスや粉を撒いたりする方法も効果があるといわれています。そのほかにも、クレゾール、シンナーといった石油化学系の液体は、人間でも強い刺激臭がするくらいなので猫よけにも使えるようですが、臭いが強すぎるのであまり実用的ではなさそうです。ホームセンターなどでは、猫が嫌がるニオイがする猫よけスプレーも売っています。

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